コーヒーを飲むとガン発生リスクが低下? 4つの予防効果

コーヒーの効果と効能

コーヒーを飲むと健康にいい効果があるという話は聞いたことありませんか?でも、飲みすぎると良くないという人もいます。実際の所はどうなのでしょうか?

近頃は様々な研究機関の発表でコーヒーには様々な疾患や病気の予防に効果があることがわかってきました。その中で驚きなのが、なんとガンの発生のリスクを低下させる効果があることです。

コーヒー中の特定の成分が体の中で効果的に働き様々なガンの発生を抑えるという事実が判明しました。日本人の死因でも割合がもっとも高いガンです。そのガンに予防効果がる飲料としてコーヒーはとても注目されています。

コーヒーが持つガンに対する様々な予防効果

カフェでコーヒー飲みなが仕事New England Journal of Medicineによると2012年にコーヒーを1日に2〜3杯飲む人のうち、男性は死亡リスクが10%減、女性に至っては13%も低下する事が、アメリカ国立ガン研究所チームによって発表されています。

「コーヒーは様々なガン予防や発生リスクを低下させる可能性がある」という報告が、各国の研究チームによって発表されています。

①肝臓癌に対する予防効果

国立癌研究センターの発表によるとコーヒーを1日に3〜4杯飲む習慣は肝臓癌(かんぞうがん)に対する予防効果がほぼ確実にあると発表されました。さらに女性の大腸癌や子宮体癌の発症を抑えている可能性も考えられます。
 

脂肪肝の発生をコントロール

コーヒーを飲むことで脂肪肝の発生を抑制する可能性が強いことがわかりました。肝脂肪は治療しないでいると肝硬変、肝臓癌へと進行する可能性があります。脂肪肝を防ぐことは結果として肝臓ガンのリスクを軽減させます。 

肝臓癌の発生率が半減

国立癌研究センター日本在住の男性と女性9万人にたいして10年間研究を行いました。この研究によるとコーヒーを毎日飲む人は飲まない人とくらべて、肝がんの発生率リスクが50%以下となっている事がわかりました。

また、海外の研究チームの発表によると普段コーヒーを常飲している人は肝がんの発生リスクが3割も低下する事がわかりました。

② 直腸がんの発生率が半減

愛知県癌センターの発表によると、コーヒを1日に3杯以上飲む人は直腸がんの発生リスクが50%以下になる事が判明。

③頭頸部がんの発生率が40%低下

コーヒーを1日3杯以上飲む人では1杯未満の人にくらべ、頭頸部がんの発祥リスクが40%低下する事がわかりました。

④様々なガンのリスクを低下させる

1日にコーヒーを5杯以上飲んでいる人は、ほとんど飲まない人に比べてガンの発生リスクが4分の1という報告もあります!大腸、口腔、咽頭、前立性がんについてはコーヒーを1日1杯以上飲む事でリスク減少するそうです。

 

<出典>

  • 社団法人全日本コーヒー協会(コーヒーとからだのおいしい話3)
  • 岡希太郎「コーヒー飲用による疾患予防に薬理学」

 

コーヒーがガン予防に効果がある理由とは?

コーヒーブレイク イラストなぜこのようにコーヒーを常飲するだけで、特定のがんの発生リスクを低下させる事が出来のか?

それはコーヒーのみに含まれているある成分が効果的に働く為と言われています。一説ではポリフェノールが効果があるとも言われています。

まだコーヒーがガン予防に効果がある理由は完全に解明されていませんが、こんな面白い研究結果も発表されています!

 

コーヒー焙煎は深い方が効果が高い?

コーヒー豆の焙煎加減
ウィーン大学のベロニカ・ソザマ博士によると、深入りコーヒーは抗酸化性が強く、かつ胃酸分泌を抑え腸の運動を改善するするというが判明。それらが消化器癌の抑制につながるという発表をしています。
 
コーヒーの焙煎加減によって得られる健康効果が異なるという事実は驚きですね。

 

コーヒーとガンについてのまとめ

光が差し込む公園

コーヒーを飲むとガンの発生リスクが減少するという驚きの結果が発表されました。普段からコーヒーを常飲していた人にはとても嬉しいニュースですよね。まだコーヒーのどの成分が効果あるのかは研究中だそうです。でも、コーヒーがからだに良い成分が含まれているという事が判明したのは大きな事です。

今まではコーヒーは黒い見た目のせいか「コーヒーは体に悪い」というイメージを持たれやすかったんです。でも、今回の発表で「コーヒーは体にに良い効果がある」という事実を、多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。