日本の多くが抱えている病気である生活習慣病。この生活習慣病は日常生活における慢性的ストレス、タバコ、太り過ぎ、食べ物の好き嫌いなどが体に及ぼす病気の事。代表的な症状は高血圧、肥満、糖尿病、などですね。
生活習慣病は厄介で放置しておくと、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞などを引き起こし、最悪のケース死に至ります。その生活習慣病の改善にコーヒーが良い効果を発揮するという事が研究の結果明らかになりました。
では、なぜコーヒーは生活習慣病の改善に役立つのか?コーヒーに含まれているどんな成分が働いているのか?一番効果的な飲み方は?という疑問は以下の通りです!
目次
コーヒーが生活習慣病に効く4の理由
血栓が出来にくい
生活習慣病を引き起こす原因として厄介なのが血栓(血管内に出来た血の固まりの事)この血栓が動脈硬化、脳梗塞、脳卒中、心筋梗塞など死亡率が高い病気を引き起こす原因になります。その血栓はコーヒーを飲む事で縮小させることが出来ます。
コーヒーが血栓を縮小させる2つの理由
1つ目の理由がコーヒーを飲む事によって得る事が出来るリラックス効果。人間の血液はストレスを受けると異常を感じて固りやすくなるからです。
2つ目がコーヒーに含まれているキチンサンという成分の効果。これは血栓の原因となる血小板に反応する為、血栓が出来にくサラサラの血液にするのに効果があります。
東海大学医学部の後藤伸也教授の研究によると、マウスに1週間のコーヒーを与え、尚かつストレスを与え続けても通常のマウスよりも血栓が出来にくい事がわかりました。
血液をさらさらに
食後の血管内はドロドロ血液が流れてており血管異常を引き起こしやすい時間帯です。しかし、コーヒーには血液を固まりにくくする成分が含まれています。それはクロロゲン酸と呼ばれる物。聞き慣れない物質名ですが、赤ワインに多く含まれている事で有名なポリフェーノールの一種です。クロロゲン酸が体に入るとカフェー酸という物質に変化します。これが血管内の血液を固まりにくくしてくれます。
中性脂肪やコレステロールに効果的
深入り焙煎のコーヒー豆にだけニコチン酸という物質が含まれています。(ニコチン酸と言ってもタバコとは関係ありません)これは血液中の中性脂肪やコレステロールに効果があります。
さらに深入りコーヒーの香り成分も血液をサラサラにする働きがある事が明らかに。昔から「食後はブラックコーヒーを飲みなさい」と呼ばれている理由はコレですね!
血管内の機能を改善
コーヒーに含まれている物質で最も有名なカフェイン。このカフェインには気管支を拡張する効果がある為、呼吸系の病気のリスクを下げる働きがあります。
1日に何杯コーヒーを飲めば良いの?
コーヒーが生活習慣病に効果があると言っても、毎日がぶ飲みすれば良い訳ではありません。
国立がん研究センターの研究によると、コーヒーを1日3~4杯飲む人はコーヒーを飲まない人と比べ死亡リスクが4割程低下したと発表!
1日に3〜5杯程度のコーヒーを飲むのが生活習慣病の改善に効果があると言えます!
まとめ
コーヒーに含まれている成分が生活習慣病の改善や予防に効果があることがわかりました!上手にコーヒーを飲めば生活習慣病で死亡するリスクを低下させる事が出来ます!コレは凄い事ですよね!
さらに、コーヒーの健康効果は研究の結果どんどん明らかになってきています!美味しいコーヒーを上手に活用して健康な生活を手に入れる手助けになれば嬉しいです♪(参考文献:社団法人全日本コーヒー協会「コーヒーとからだのおいしい話2」)