知っておきたい!コーヒーに含まれるカフェイン 8つの健康効果

コーヒーの効果と効能

カフェインは体に悪い影響を及ぼす物質と思っていませんか?インターネットでカフェインと調べてみても「カフェインを摂取すると体に良くない!」や「カフェインを多く含んでいるコーヒーは飲むことを控えるべき!」という文章をたまに見かけます!

本当にカフェインは体に悪いんでしょうか?

そんな事はありません!(どんな物でも過剰に取りすぎたら体に良い影響はありませんが。)正しい摂取量や飲み方を知っておけば、カフェインは体にとても良い効果をもたらしてくれます。カフェインの語源でもあるコーヒーが好きならば詳しく知っておきたいですね!

今回はコーヒー中に含まれるカフェインが体にもたらす健康効果を紹介します!!

カフェインが持っているポジティブな効果

日常的にコーヒーを飲むことで得ることが出来る8つの健康への良い効果を紹介♪

焼きたての珈琲豆

 

① ストレスの軽減ーうつの発症・記憶力の低下を防ぐ

仕事中の休憩にコーヒーを飲むとホッとすることありませんか?

コーヒー中に含まれているカフェインには慢性的なストレスを解消してくれる効果があることがわかりました。。一口にストレスといっても幾つかの種類があります。大きく分けると「慢性ストレス」と突発性ストレスの2種類ですね。

急性のストレスであれは回復も早いのですが、慢性的なストレスはじわじわと体を蝕んでいくケースが多いので注意が必要です。ストレスは知らず知らずのうちに人間の脳にじわじわとダメージを与えてしまいます。

脳の海馬と呼ばれる場所の機能が正常に働かなくなります。その結果、記憶力の低下、落ち込み、うつ病だどを発生します。カフェインはこのストレスを解消してくれます。

コーヒーを飲むだけでストレス軽減、記憶力の低下やうつ病の発生を抑制する効果がありるなんて驚きですね。さらにコーヒーはその香りにも高いリラックス効果があるとも言われています。

コーヒー中に含まれているカフェインと香ばしいアロマがホッとした気分にさせてくれるんですね。

② コーヒーは糖尿病の予防効果

カフェインには膵臓(すいぞう)の細胞を保護し、適正な血糖値を維持する作用やインスリンの効果を高める作用がマウスを用いた実験で確認されています。つまり、コーヒーは糖尿病の予防効果があるということです

コーヒー中に含まれるカフェインには糖尿病の予防にも効果があると考えられています。糖尿病の大きな原因は、インスリンが適正に分泌されず、血糖値が下がらないことがあげられますね。

カフェインを摂取すると、膵臓(すいぞう)の細胞を保護し、インスリンの働きを高めて血糖値を正常にキープする事が分かっています。結果としてコーヒー中のカフェインには糖尿病の予防効果があると言われています。

③ 運動能力を向上させる

 

運動する女性

コーヒー中のカフェインには疲労感を感じにくくなる効果があります。

運動後の疲労困憊に至までの時間を約20%以上も向上させる事が実験の結果明らかにされています。

疲労感も抑えるので運動が長時間続けられる手助けをしてくれます!

④ お昼寝をサポート

ここ最近様々なメディアでお昼寝の大切さが再認識されています。でも仕事中に何時間も寝るわけにいかないですよね?そんな人にとても効果的なお昼寝の方法があるんです。

あまり知られていませんがコーヒーを飲んでもすぐにカフェインは体に作用しません。コーヒーは飲み始めてから約30分後にカフェインが効いてきます。

そこでお昼寝前にコーヒーを飲めば、30分後にはカフェインが脳に聞いてくるので眠気が覚めておきたくなります。コーヒーを上手に活用すればすっきりと目覚める事ができますね。

⑤ アルツハイマー型認知症の発症の抑制に効果

コーヒーを常飲する人はアルツハイマー型の認知症の発症が少ない事がわかっています。

詳しいメカニズムは研究中ですが、カフェインがアルツハイマーの原因となる老人斑(綿維化したタンパク質)の脳への蓄積を抑える事が直接の要因ではないか!?といわれています。

日本人の中でもアルツハイマー型の認知症はとても多いのでコーヒーにこんな驚くべき効果があるのは嬉しいですね。

⑥ 細胞を活性化させる

フクロウの博士のイラスト「細胞の中に機能しなくなった老廃物が増えると、掃除機のような不思議な小器官がどこからともなく現れ、老廃物をリサイクル処理して新品同様の栄養素をつくり、細胞にメンテナンスをうながすというのです。

この細胞の寿命を延ばす現象をオートファジーと呼びます。コーヒー中のカフェインには細胞のオートファジーを盛んにするという説がある。」:東京大学薬学博士 岡希望太郎先生

これは驚くべき効果ですね!コーヒーを飲むだけで細胞の若返りを図る事が期待できるのであればこんなに嬉しい効果はありませんね。

今は一つの説という段階だそうですが、とても注目度の高い研究ですね。

⑦ 利尿効果を促す

コーヒー中に含まれているカフェインには、利尿効果を高める働きがあります。

利尿効果が高まると血流が良くなりリンパの流れやすくなります。

体の毒素である老廃物を排出するデトックスにもつながります。さらにはむくみの解消など美容効果も期待することができます。

⑧ 脂肪の燃焼度が上がる

 

ダイエット成功した女性

 

コーヒーに中に多く含まれているカフェインは体内の脂肪燃焼を助けてくれる働きがあります。

人間が脂肪を燃焼するメカニズムとして褐色脂肪細胞が関係しています。これは体内の余計なエネルギーを燃焼させる際にとても機能する細胞です。

カフェインには褐色脂肪細胞の動きを活発にさせる効果がある事あります。

コーヒーの飲み方によっても脂肪燃焼の効果に差があります。詳しくはこちらから♪

コーヒーダイエット♪運動前にコーヒーを飲むべき5つの理由

 

なぜ、コーヒーのカフェインだけが問題視される?

疑問に思うバリスタカフェインはコーヒーだけでなく様々な飲料に含まれています。なぜコーヒーのカフェインばかりが問題視されるのか?これはとても疑問に思います。

実際、コーヒーには100mg(コーヒー粉末10g+熱湯150ml)中に役60mgのカフェインが含まれています。一杯あたりで換算すると紅茶で2倍、玉露で3倍のカフェインが含まれています。「えっ!コーヒーよりも多くカフェインを含んでいる飲み物があるの?」と驚く方も多いとおもいます。

では、コーヒーよりもカフェインを多く含んだ紅茶や玉露と比べて何が違うのか?

これはコーヒーの黒色のイメージから来ているのかもしれませんね。「真っ黒な飲み物というだけでカフェインが多く含まれていそう。体に悪いかもしれない!と感じるのかもしれませんね。実際はそんなことはないんです。

コーヒー中のカフェインは適量摂取すれば健康にポジティブな効果を持っています。

コーヒーは1日3杯程度が適量と言われています。

 

まとめ

カフェで仕事中

何気なく飲んでいるコーヒーに含まれているカフェインが、こんなに健康に良いとは驚きですね!?

最近はコーヒーブームの影響もあり様々な人たちがコーヒーに興味を示しています。

美味しい抽出の方法や焙煎方法などが注目を集めてますが、コーヒーは健康をサポートしてくれる飲料としてもチェックが必要ですね♪

 

 

<参考文献>

  1. 1日3杯のコーヒーが人を健康にする!安中千絵
  2. 社団法人全日本コーヒー協会「コーヒーとからだのおいしい話」
  3. 社団法人全日本コーヒー協会「コーヒーとからだのおいしい話3」
  4. 東京大学薬学博士 岡希太郎先生