皆さんはアイリッシュコーヒーという飲み物をご存知ですか。
アイリッシュコーヒーはその名の通りブラックコーヒーにアイリッシュウイスキーが加えられた飲み物です。「コーヒー」とは命名されていますが、実はカクテルの一つに数えられています。
コーヒーにウイスキーが加えられていることで、アイリッシュコーヒーは普段とは違うアレンジコーヒーを楽しめます。また、実はアルコールに強くない人も飲めるものなのです。
この記事ではアイリッシュコーヒーの特徴や家庭で美味しくアイリッシュコーヒーを入れる方法についても解説していきます。ぜひ、お楽しみください。
目次
珈琲とウイスキーが生み出す4つの効果効能
最近はどんな食品や飲料でも、その健康効果が注目されます。
アイリッシュコーヒーの健康的なメリットはコーヒーとウイスキーがそれぞれ持つ効能を両方活かせることです。具体的には以下の4つの効能があります。
効果効能1:ウイスキーとコーヒーでリラックス効果
効果効能2:弱めのアルコールで身体の芯から温まる
効果効能3:糖尿病や合併症対策に効果アリ?
効果効能4:アルコールを抑えて二日酔い防止
以下では具体的に、どのような効能があるのかをご説明していきます。
アイリッシュコーヒーが持つ効能を解説
上記で挙げた効能についてどのようなものかを知っていきましょう。
ウイスキーとコーヒーでリラックス効果
ウイスキーに含まれるアルコールには覚醒効果があります。飲みすぎると身体に害を与えることもありますが、適度に飲むと程よい覚醒でリラックスできます。
また、同様にコーヒーに含まれるカフェインにも覚醒効果があります。こちらも飲みすぎると眠れなくなるなどの害もありますが、程よく飲むと逆に眠気を誘発するリラックス効果が期待できます。
アイリッシュコーヒーはリラックス効果が期待できる成分が2つ含まれています。加えて温かい飲み物ですので、気分も落ち着きよりリラックス効果が期待できます。
弱めのアルコールで身体の芯から温まる
ウイスキーはアルコール度数が高いことが特徴です。そのためウイスキーを飲むと一気にのぼせてしまう人も居るでしょう。しかし、アイリッシュウイスキーは温かいこともありストレートに比べるとアルコール度数は下がっています。
そのためアルコールが苦手な人を含めて、弱めのアルコールで芯からポカポカと温まります。寒い季節などには特におすすめです。
糖尿病や合併症対策に効果アリ
コーヒーに含まれている成分が糖尿病や合併症対策に効果があることがいくつかの実験で示唆されています。そのためコーヒーを飲むことは糖尿病対策に繋がると考えられます。
また、アルコールを週3,4回適度に飲む人は糖尿病の発症が少ないことも統計から知られています。もちろん健康に適した量を飲んだ場合ですコーヒーもウイスキーも併せて糖尿病対策の効果が期待されます。
クロロゲン酸で二日酔い防止
アイリッシュコーヒーには意外にも以下の理由から二日酔いの防止効果があります。
・温かい飲み物であるためアルコールが蒸発しやすい
・コーヒーの成分が肝臓を守ってくれる
アイリッシュコーヒーは温かい飲み物です。そのため、アルコールが蒸発しやすく酔い深酔いしにくい特徴があります。また、コーヒーには「クロロゲン酸」と呼ばれる成分が含まれています。この成分のおかげで肝臓が守られ二日酔いになりにくい、アルコールに肝臓がやられにくいという効果があります。
どちらも量を飲み過ぎては元も子もないので、程よい量で自身の体に合うように付き合っていきましょう♪
正統派!アイリッシュコーヒーの入れ方
お店のようなアイリッシュコーヒーを入れるためにはどうすれば良いのでしょうか。
正統派のアイリッシュコーヒーの入れ方を知っておきましょう。
アイリッシュコーヒーを入れる5ステップ
アイリッシュコーヒーを入れるときは大きく分けて5ステップに分かれます。
2.お湯を捨ててカップの3分の2程度コーヒーを注ぐ
3.スプーン3、4杯の砂糖を加えてよく溶かす
4.アイリッシュウイスキーを40ml~50ml加えてよく溶かす
5.仕上げにホイップクリームを乗せる
アイリッシュウイスキーはコーヒーに砂糖とウイスキーを溶かす工程と、ホイップクリームを乗せる工程に分かれます。項目3と4はまとめても良いです。ただ、砂糖をよく溶かしてからアイリッシュウイスキーを入れると、ウイスキーを入れてからかき混ぜる回数が減りますので香りが飛びにくいです。
ホイップクリームは一気に注いでしまうとカップの底に沈んでしまいます。これではアイリッシュコーヒーのイメージになりません。以下でご説明するコツを意識して注ぎましょう。
より美味しく入れるためのコツ
正統派アイリッシュコーヒーをより美味しく入れるためのコツを以下にまとめます。
・アイリッシュウイスキーを入れてからは混ぜすぎない
・ホイップクリームはスプーンで受け止めながら優しく注ぐ
砂糖の量にびっくりされた人も居るかもしれません。ただ、砂糖が少ないとホイップクリームがしっかりと浮かびません。砂糖が溶けていることでホイップクリームがコーヒーに浮かびやすくなります。
また、ホイップクリームは直接コーヒーに注がないようにしましょう。スプーンの腹で受け止めながら優しく注ぐことで、カップに沈みにくくなり綺麗な層が生まれます。
アイリッシュコーヒーに必要なホットコーヒーを美味しく入れる方法が知りたい!という方は、こちらの記事をご参考に [簡単に上達! 美味しいハンドドリップコーヒーの淹れ方 4ポイント]
家庭でも試せる簡単アレンジレシピ
基本となるアイリッシュコーヒーの入れ方は上記でご説明しました。
ただ、それだけではなくアレンジも楽しんでみたいですよね。ここでは簡単なアイリッシュコーヒーのアレンジレシピをご紹介します。
シェイカーで作る黒ビール風アイリッシュコーヒー
シェイカーで作る簡単アレンジアイリッシュコーヒーをご紹介します。まず以下のものを準備しましょう。
・アイリッシュウイスキー:30ml
・ガムシロップ:1パック
・シェイカー(カクテル用・プロテイン用など)
・ホイップクリーム
・氷
まずはシェイカーの3分の1程度氷を入れましょう。氷を入れたのち、コーヒー・ウイスキー・ガムシロップを全て入れてしまいます。その後はシェイカーをしっかりと振るだけです。氷で冷たく感じるかもしれませんが、少し我慢して1分程度しっかりと振りましょう。
しっかりと振るとコーヒーが泡立ち黒ビールのような見た目になります。後はグラスに注いであげると完成です。泡立つことで元がコーヒーだとは思えない見た目になりますし、アイリッシュコーヒーらしい甘さだけではなくクリーミーさを感じられるようになります。
また、泡が少し落ち着いたところでホイップクリームを乗せるのもおすすめです。アイリッシュコーヒーといえばホイップクリームは欠かせないものですので、乗せることで見た目にも味にもアクセントが付きます。
より美味しく入れるためのアドバイス
レシピをより美味しく入れるためのアドバイスを以下にまとめます。
・水っぽくならないように必ず濃い目のコーヒーを入れる
・シェイカーにホイップ用のボールが付いている場合は入れておく
熱いコーヒーを利用して氷を溶かしながら作ったほうが美味しく仕上がります。冷たいコーヒーを利用しても最終的に出来上がる量は同じですが、熱いコーヒーをおすすめします。
また、氷が溶けますので濃い目のコーヒーを利用しないと薄くなってしまいます。可能であればエスプレッソを利用したほうが泡も立ちやすいですし、しっかりとした味に仕上がります。
アイリッシュコーヒーでホッとした時間を過ごしましょう
アイリッシュコーヒーはアルコールが含まれていることもあり、温まりながらホッとした時間を生み出してくれる飲み物です。一日頑張って疲れたときなどに飲みたいものですね。
また、砂糖が多く利用されていることで糖分の摂取にも繋がります。糖分を取れば元気が出ますので、一日の締めくくりにアイリッシュコーヒーを飲んでゆっくりと眠りましょう。