個性的な風味のコーヒー抽出に欠かせないネルドリップを紹介します!!ネルドリップは専用の布を使用してコーヒーを淹れる抽出方法です。
ネルは英語で布という意味なのでネルドリップの事を布ドリップと言う事もあります。
ネルドリップとペーパードリップは何が違うのか? ネルドリップの美味しい淹れ方、手入れ方法や保存方法を紹介します。
昔ながらのコーヒー喫茶や最新のコーヒーショップまで、様々なシーンで使用さえているコーヒー抽出方法のネルドリップはどんな味の特徴があるのでしょうか?
詳しく知りたいかたはこちらから♪
目次
ネルドリップ抽出の味の特徴
ネルドリップ抽出されたコーヒーはとろりとマイルドで角が取れたような特徴を持っています。
スッキリ感やキレをコーヒーに求める方にはあまり向いていない抽出方法ですね。
ペーパードリップトネルドリップの違いは?
ネルドリップを使用する際に気になるポイントとしてペーパードリップとの比較が挙げられます。
ネルドリップとペーパードリップの構造的な違いはフィルターの「目の荒さ」にあります。
ネルドリップはペーパーフィルターよりも太い繊維で出来ている事からペーパーと比較しても目が荒くなります
ペーパーフィルターは使い捨てのため1回ごとに安定したコーヒーの抽出が可能になります。ネルドリップは使い捨てではないので、使い込むとネルにコーヒーの脂肪分が徐々に付着していきます。
使用回数が増えると目が詰まってしまい抽出速度が遅くなる為にお湯とコーヒー粉が触れている時間がながくなります。結果的に抽出されてコーヒーがより濃くなります。
このフィルターの目の荒さはコーヒーの濃さに大きな影響を与えてしまいます。
ネルドリップ抽出が上手くなるポイント
ネルドリップの事前準備
ネルドリップを初めて使用する前にお湯をかけます。ネルが温まったら絞って水気を取ります。
十分に水気を切るために綺麗なタオルに包んで軽く叩くと簡単に水気が取れますよ。
これでネルフィルターが十分に温まりますので冷めないうちにコーヒーの抽出を開始します。
ネルドリップの淹れ方
①コーヒーの粉を入れる
ネルドリップで使用するコーヒー粉は中挽きの目の荒さの粉を使用します。
ネルドリップ抽出の1杯の粉の量は10g 〜13gが一般的です。
挽き目の荒いコーヒー粉を使用する場合はコーヒー粉の量を増少し増やします。
②安定して蒸らす為に凹ませる
ハンドドリップと同様に少量のお湯をかけてコーヒー粉全体を蒸らします。
ネルドリップは蒸らしの際に、真ん中部分をすこし凹ませるとお湯が全体に染み渡りやすくなります。
※あまり凹ませすぎるとお湯が抽出されてしまうので注意してください!!
③抽出前にコーヒー粉を蒸らす
お湯を沸かしてから92℃程度まで下がった所でお湯を少量注いでコーヒー粉の蒸らしを行います。
約20秒ほど待ちコーヒー粉全体にお湯が染み渡るまで待ちます。
※お湯の量は抽出されたコーヒーが数滴サーバーに落ちる程度がベストです。
④タイミングをみてお湯を注ぐ
コーヒー粉の中心から10円玉程度の円を描きながらお湯を注ぎ始めます。
お湯を注ぎはじめると中央が泡で盛り上がってきます。
そこで数秒お湯を止めると泡が沈んでいきます。完全に沈み切る前に抽出を再開します。これを丁寧に繰り返してコーヒーを抽出していきます。
お湯の注ぐスピードを遅くすると濃いコーヒーを抽出する事ができます。逆にスピードを速めると抽出されるコーヒーは薄くなっていきます。
ネルフィルターの手入れと保存方法
コーヒーは熱をを加えると油分が発生する食品です。焙煎後のコーヒー豆は油分を含んでいます
使用後に洗わずに保管するとネルフィルターに付着している油分が酸化して嫌な臭いがしてきます。
ネルフィルター使用後は必ず下記の方法で手入れを行ってください。
ネルドリップの正しい保存方法
ネルを使用後はお鍋でお湯を沸かし20分ほどネルを煮る必要があります。
十分にコーヒー汚れを落としてから冷水で冷やして冷蔵庫で保存します。これだけで次にネルフィルターを使用する時まで清潔な状態を保つ事が可能となります。
ペーパーフィルータは使い捨ての為手入れと保存の手間がありません。
他の抽出方法と比べてもネルフィルターはとても手間がかかるコーヒー抽出器具です。
様々なコーヒー抽出方法を紹介
ネルドリップ以外にも様々なコーヒー抽出方法があります。
ネルドリップと同じようにハンドドリップでコーヒーを淹れる方法がペーパードリップです。
基本的な抽出方法として人気なペーパードリップの入れ方のコツやポイントを知りたい!方はコチラ♪
→「お家でプロの味♪ 美味しいハンドドリップコーヒーの淹れ方 4ポイント」
ネルドリップ抽出のまとめ
ネルドリップは昔ながらの珈琲喫茶店や新進のコーヒーショップで好まれています!!
コーヒーの世界は本当に奥が深くシーンに応じて様々な抽出方法があります。
いろんな抽出方法を試して好きなコーヒーに合う方法で淹れてください♪