[モカエキスプレス] 本格的なエスプレッソが家庭で楽しめるビアレッティ製のマキネッタって何?

コーヒーの入れ方

コーヒー好きなら一度は試してみて欲しいのが、ご家庭で抽出することが出きる直火式エスプレッソメーカーのモカエキスプレスです。

直火式のエスプレッソメーカーをマキネッタ(ラテン語で小さなエスプレッソマシン)と言い、イタリアの家庭では一家に1台はあるというくらいポピュラーな抽出器具です。

日本で言うお茶を淹れるための急須のようなイメージでしょうか? モカエキスプレスは今やイタリアだけでなく世界中のコーヒー好きに愛されている道具です。

そんな本場イタリアのエスプレッソを、ご自宅で手軽に楽しんでみてはいかがでしょうか?

今回はビアレッティ製の直火式モカエキスプレスについてご紹介します

ビアレッティの直火式モカエキスプレスとは?

本国イタリアではどの家庭にも1台は必ずあるというシェアNo.1のこちらの商品、まずなんといってもその美しいデザインに目を奪われます。

その美しさは、ニューヨークの近代美術館「MOMA」に永久展示されているほどに認められています。昔から受け継がれてきたフォルムを引き継ぎながらも、より握りやすいハンドルを採用するなど、進化を続けている商品でもあります。

一般的にアルミ製とステンレス製の2種類があるマキネッタですが、リーズナブルな価格で使うほどにコーヒーが器具に馴染んでくるのはアルミ製です。

ビアレッティ社のモカエキスプレスはアルミ製なので、お手入れが簡単・軽い・持ち運びに便利、という点があります。ただし、IH調理器には使用不可となっていますのでご注意ください。

人間工学に基づいてデザインされたハンドル部分は、手によく馴染んで握りやすいフェノール樹脂製で出来ています。

容量は1カップから18カップまでとサイズ展開が豊富です。ご自身で一番使いやすい(飲みやすい)サイズを選ぶとよいでしょう。ちなみにエスプレッソ用の3カップはマグカップ1カップ分です。たっぷり飲みたい方は3カップ用がおすすめです。

クレマ(エスプレッソの一番上のできるきめの細かい泡)を出したいときは同社のブリッカという商品もあります。

でも、初めてのエスプレッソを自宅で気軽に淹れたいという方は、こちらのモカエキスプレスからスタートするのがいいと思いますよ。

欲しくなる! モカエキスプレスの3つのポイント

ビアレッティ直火式モカエキスプレスを3つの特徴は以下のようになります。

デザイン製や使い勝手なども含めたモカエキスプレスのおすすめポイントですよ。

1.レトロなデザインがおしゃれ

ビアレッティ社のモカエキスプレスにはトレードマークのひげおじさんがイラストとして描かれています。

ちょっと可愛いこのユニークなおじさん、コーヒー好きなら一度は目にしたことあるのではないでしょうか?カフェや雑貨屋さんなどでも飾られていることがありますよね。

ビアレッティ社はイタリアで1918年に創業された老舗の会社ですが、その創業者のアルフォンソがこのひげおじさんのモデルと言われています。

コミカルな動きと風貌に思わずくすっと笑えちゃう可愛さがありますよね。

ビアレッティの直火式モカエキスプレスはレトロさの中に現代的なシャープな佇まいが素敵だと思います。

伝統的なデザインがそのまま現代に受け継がれているフォルムは、キッチンにちょこんと置いても雰囲気があります。

メタリックな光沢と艶、八角形の角張ったラインがインテリアとしてもいい感じです。

シンプルなダークグレーカラーは使い込むうちに年季が入ったいい色合いになっていく過程も楽しめます。

2.軽くて持ち運びに便利!キャンプやアウトドアにも

山登りやキャンプ、アウトドアに行き、大自然に囲まれながら「こんなところで美味しいコーヒーが飲めたら最高だなあ。」なんて思ったことありませんか?そ

んな時、このモカエキスプレスがあれば、素晴らしい自然の中での美味しい1杯が飲めますよ。

こちらのモカエキスプレスは1人用や2,3人用ならサイズもさほど大きくないため、持ち運びに便利です。ミニガスバーナーと同じくらいのサイズ感ですので、アウトドアの荷物と一緒に荷造りしても邪魔にならずに持参できます。

ドリップ形式ですとフィルターやサーバーも必要ですが、モカエキスプレスは本体器具と水と粉だけです。これなら持ち物が少なくて済みますね。

お手入れも水洗いのみですので、自然の中で洗剤を使わずにササッと洗えるところも魅力的。このモカエキスプレスが一台あれば、アウトドアシーンがさらに豊かになること間違いなしです。

3.コーヒーの油分が馴染むように水洗いのみ!

ビアレッティのモカエキスプレスはアルミ製とステンレス製(イルサ)があります。こちらの商品はアルミ製ですので、お手入れは水洗いのみでOKです。

というのも、コーヒーはたくさんの油分が含まれているため、一回一回淹れることによって油分が器具の表面にコーティングされていきます。こうすることでコーヒーの味が増してくると言われています。

イタリアでは水洗いだけをすることで油分が器具に馴染み、家庭ごとの味が長い年月かけてじっくりと作られていきます。中華鍋と似ていますね。

飲み終わった後の器具は少し自然に冷ましてから水洗いした方が、器具を傷めずにすみます。コーヒーの粉を捨ててから、流水でささっと洗います。

気になる箇所があれば、軽くブラシでこすってもよいでしょう。パッキン部分は定期的に外して洗浄すると長持ちします。

洗い終わった後、よく水分を切り自然乾燥させてお手入れは終了です。

油分を器具にコーティングさせる過程を楽しみつつ、お手入れしてみましょう。

モカエキスプレスの使い方や淹れ方

ここではモカエキスプレスの簡単な淹れ方の手順や美味しく淹れるポイントについてご説明します。

<モカエキスプレス淹れ方の手順>
1. 一番下のカップを外し、中に入っている穴が空いているバスケットにコーヒ粉を入れます。

2. 一番下のカップの中にある線に合わせて水を入れる。水位が水圧弁より下にあることを確認。

3. 1を2にはめて、上部をセットする。

4. ガスコンロに本体を設置する。この時、本体がぐらつかないように焼き網等で安定させるといいですよ。

5.ふたは必ず閉めて点火し、火力を調整する。ハンドル部分が熱くならなように気をつけてください。。

6.蒸気の圧力でコーヒーが上部の容器に抽出されていきます。ポコポコと音がしたら抽出終了です。

7.抽出が終わったらすぐに火を止めて、完成!

《美味しく淹れるポイント》

コーヒー粉はエスプレッソ用の細かい粉がよいとされています。

ですが、モカエキスプレスの圧力は電動のエスプレッソマシンより低いため、「極細挽き」の粉だと上手に抽出ができないことがあります。

モカエキスプレスでエスプレッソを飲む時は「細挽き」で抽出するといいかもしれません。

コーヒー粉をバスケットに入れた後、粉の表面を平らにさっと軽くならします。ぎゅうっと強く押し付けてしまうと抽出されにくい場合があります。

点火後、器具の蓋は必ず閉めておきましょう。開けておくと抽出時にコーヒー液が飛び出してきてやけどしてしまう可能性があります。

簡単なモカエキスプレスのアレンジメニュー

シンプルにコーヒーの奥深さを味わうのもよいですし、ちょっとアレンジしてお好みのエスプレッソを味わうのも楽しいものです。

ここではモカエキスプレスで作ることが出きるおすすめのアレンジメニューをご紹介します。

本場イタリアのエスプレッソ

イタリアではエスプレッソに砂糖を入れて楽しむ飲み方がほとんどです。細かい粒子の砂糖(例えば「イリー エクストラファインシュガー」など)を使うと、すぐに溶けてくれます。

これならかき混ぜすぎてエスプレッソを冷やしてしまうことがありませんのでおすすめです。

たっぷりのお砂糖をよくかき混ぜて飲む方法と、同じくたっぷりのお砂糖を一回だけスプーンを回して飲む方法の2通りがあります。

後者は飲み終わった後、カップの底を覗いてみてください。底に残った砂糖とエスプレッソが、ちょっとキャラメルみたいになっています。

これをスプーンですくって食べるのです。これもエスプレッソの楽しみ方の一つです。

ミルクたっぷりのカフェラテで

カップに温めたミルクを注いで、その中にエスプレッソを注ぎます。

お砂糖たっぷりで甘く仕上げても美味しいですし、お好みのフレーバーシロップを数滴加えると風味豊かなエスプレッソになります。

本格的なアイスラテを

たっぷりの氷と冷たいミルクをグラスに注ぎ、抽出された熱々のエスプレッソをゆっくりと静かにグラスに注ぎます。

お好みでガムシロップなどをお使いください。

最後にゆっくり静かにエスプレッソを注ぐことでキレイな二層を楽しめますよ。

 

まとめ

ビアレッティのモカエキスプレスは、イタリアの家庭で親しまれてきたエスプレッソを気軽にご自宅で楽しめる逸品です。

これ一台あれば、ちょっとコーヒーブレイクしたいなというときにも、アウトドアのコーヒータイムにもエスプレッソを楽しめます。お手入れも簡単なところがよいですよね。

使えば使うほどコーヒーの味が器具に馴染んでくるので、より一層味わい深いエスプレッソを楽しめます。

是非、ビアレッティのモカエキスプレスと一緒に、様々なシーンでのコーヒータイムを楽しんでください。